森の朝市

いとうファーム

  • イトウファームさんはバラ農家だったところから、ほうれん草の水耕栽培に切り替え、さらに現在は自然農にチャレンジしています。

水耕栽培とは農薬を使用せず、培養液を使用し、お水を土の代わりとしながら栽培をする栽培方法です。

しかしこの培養液は化学的なものであるため、必ずしも持続可能とは言い切れません。

伊藤さんは、この培養液を自然なものでできないか、そして同時に土を使った自然農も出来ないかと考えています。

水耕栽培用にあったガラスハウスを取り壊すことなく、そのハウス内にあった土を使い、ガラスハウスを生かしてできることを考えながら、日々様々なお野菜・果樹と向き合っています。

暖房等は一切使用しないハウスでも、路地に比べると温かさが保たれるので、夏野菜が少し早く楽しめる、野菜に負担なく育つので味がマイルドになる、など今後も新しい発見が色々と出てくるかもしれません。

LOCAL ACTION HAMAMATSUとして注目しているのが、現状の農法からの移行です。

慣行農業から有機農業・自然農に切り替えることは、とても勇気のいることです。

なぜなら、収量=収入である現在のシステムの中で、移行中はどれだけ収量があるのか、予測できないからです。

収量は落ち着かないけれど、丁寧に育てたお野菜を販売したい。

LOCAL ACTION HAMAMATSUでは農家さんが主体的に販売できる場所としての役割をになっています。

この販売場所の確保、そして収入の確保が有機農業・自然農への切り替えを促進していくのだと考えています。

イトウファームさんはその記念すべき1人目。

LOCAL ACTION HAMAMATSUは、慣行農家さんも一緒になって考えていける場所となりたいと考えています。