森の朝市

にじのわファーム

農園の園主である井上さんは、奥様と始めたつぶつぶ料理、つまりヒエやアワ、もちきびなどの雑穀を中心とした植物性メインの食事(プラントベース)を実践しています。

その食生活を実践される中で、身体が元気になり、「食べたものから体ができていること」を実感したそうです。

しかしこれらの雑穀、国内では生産は1割にも満たないのが現状です。

さらに無農薬といえば、本当にごくごく僅か。

昔は日本でもよく食べらえていた雑穀ですが、食の西洋化に伴い、今ではほとんど販売している姿がみられません。

このままでは雑穀が食べられなくなってしまう。

これを危惧した井上さんは、数年前に一念発起して、東京の会社員としての生活をやめ、有機農家として磐田に戻りました。

2020年に就農したばかりですが、その前向きな姿ときめ細やかな実践、そして実際に出来上がる美しい雑穀や野菜の美味しさには、井上さんの人柄がよく表現しています。

雑穀を作ってらっしゃる農家さんは本当に稀で、市販されている雑穀は海外産が多く、国内でも岩手など東北がほとんど。

雑穀を地産地消することができるのです。

馴染みの薄い雑穀ですが、その調理方法は実はとっても簡単で、タンパク質やミネラルなどの栄養価も高いのが特徴です。
主夫もされる井上さん。豊富なお料理のレシピも参考にできます。

30年近く有機農業をされていた圃場を引き継ぎ、次世代のために土壌と食を守る井上さんはLOCAL ACTION HAMAMATSUと志がとても近く、今後も一緒に活動したいと思わせてくれるパートナーのような存在です。